運転免許取得を看護師に求める理由

看護師の求人を見ると、運転免許が必須になっているものが多く見受けられるようになりました。通勤に使わなくても取得を求められるようになったのは、医療のあり方が変わってきたためです。

医療機関では、在宅診療を実施することが増えてきました。
昔は患者が医療機関に足を運ぶ際は家族の送迎が当たり前でしたが、今はそれとは異なる現状があります。独居老人が増え、また家族がいる場合でも共に高齢であることが少なくありません。
タクシーやバスなどの公共交通機関を利用できるのは、足腰が元気なうちだけでしょう。寝たきりになってしまうと、医療機関への送迎を実施している老人ホームやデイサービスを利用していない限り、診察や薬をもらうことも難しくなります。

そこで増えているのが、医師や看護師が出向いてさまざまな対応を行う在宅診療です。
運転手としてのスタッフを雇っている医療機関もありますが、医師や看護師が運転する場合が大半でしょう。小さな医療機関は特に、あまり人件費をかけることはできません。また、緊急性が高い場合、運転スタッフを呼び出している暇がない場合もあります。

こうした院内にとどまらない活躍は、患者の高齢化に伴ってさらに求められています。同時に、在宅診療の導入も避けることはできないでしょう。
精神ケアや家族の相談などには、必ずしも医師が帯同するわけではありません。訪問看護も広まりつつあることから、看護師に運転免許取得を求めるケースが多くなっています。